2000年7月28日〜7月31日
セントポール大聖堂
 ハンドベルはイギリスで誕生した楽器です。そのイギリスで、2000年の夏、第9回ハンドベル世界大会が開かれました。
 私たち、関東学院O.C.C.ハンドベルクワイアは、2年に1度、世界各地(アメリカ・日本・イギリス・韓国・カナダ・オーストラリア)で順番に開催される世界大会に初回から連続出場してきました。
 今回は7月28日、日本を発ち、ロンドンに滞在、セントポール大聖堂(31日)・サザーク大聖堂(8月1日)という素晴らしい二つの教会で、演奏会をさせていただく機会を得られました。ベルを通じて世界の方と何かを共有できたようで、感謝です。
サザーク大聖堂
 続いて、世界大会の開催されるバーミンガムに向かいます。世界各地からハンドベルリンガ−たちが集まり、人種や民族などさまざまな違いを越えて、ハンドベルによって心を一つに合わせ、一つの音楽をつくっていきます。そこで、平和と理解、交流が生まれていきます。先輩たちの中には、世界大会で築いた友情を何年も育んでいる人たちが沢山います。
 これからも出会いと学びをわくわくして待ちながら感謝と讃美の思いをもって、豊かなハーモニーを響かせたいと思っています。
イギリスハンドベル世界大会参加記1(7月28日〜31日)
イギリスハンドベル世界大会参加記2(8月1日〜3日)
イギリスハンドベル世界大会参加記3(8月4日〜)
世界大会が開催されるバーミンガムの国際会議場

本文:顧問 山田
ロンドン 2000年7月28日23:30

皆様のお祈りに支えられて、無事ロンドンに到着しました。

今日はとても長い一日でした。
日本時間の28日朝8:00に横浜駅に集合、成田エアポートで空港に向かいました。
手荷物検査を受けた後、お見送りにきてくださった方々に手を振りながら出国審査の場所に向かいました。

日本時間12:55、定刻どおり、BA(英国航空)8便が出発、時々気流の不安定なところを通過してゆれたものの、おおむね快適に過ごしました。

ヒースロー空港に到着したのが、イギリス時間の17:15、日本との時差が8時間(サマータイム)ですから、日本は夜中の1:15になりますね。
11時間以上座りっぱなしだったのと、眠気とで若干疲れていたものの、イギリスに到着した興奮でわくわくしました。

 少々緊張しながら入国審査を終え、ベルケース・スーツケースという大荷物をもってゲートを出ました。

 そこからバスで約1時間、ロンドン市内の滞在先、THISTLE EUSTON HOTELへ向かいました。アシスタントの方にいろいろと親切にお世話していただきました。

 いったん部屋に入ってから(なかなかかわいいインテリアの快適なお部屋だと生徒一同感激していました)食堂へ。機内食を2回いただいた後ですので、さすがにあまりおなかに入りませんでした。

 明日は、ロンドンの市内観光と、ミュージカル「キャッツ」の観劇です。31日には、聖ポール大聖堂でランチタイムコンサートをさせていただきます。
1日には、サザーク大聖堂でのコンサートも控えています。

充実したイギリス滞在となりますように、またよいハンドベルの演奏ができますようにお祈りください

成田空港
BA8便機内
ヒースロー空港

ロンドン 7月29日、快晴

一日市内観光とミュージカル鑑賞

まず、午前中にバスでロンドンの様々な場所を巡りました。
アルバート・メモリアルとロイヤルアルバートホール、また、国会議事堂とウエストミンスター寺院付近では、バスを降りて見学、散策しました。それから、衛兵交代式を見にバッキンガム宮殿へ。歩兵隊の交代だけではなく、騎兵隊の交代、またセント・ジェームズ宮殿での交代式を見ることができました。

「今日は、バッキンガム宮殿で、熊皮でできた黒い帽子と、真っ赤なジャケットをきた衛兵を見ました。彼らは24時間の勤務を果たした人と、これから勤務につく人らしいです。あまり詳しいことはわからない私たちですが、とても平和を感じさせるものがありました。」(木谷 優希)

フィッシュ・アンド・チップスでの昼食風景

バッキンガム宮殿にて
午後はロンドン塔へ。

「ロンドン塔には、世界一大きいダイヤなど、たくさんの王室の財宝がある塔や、処刑場跡、血の塔など囚人が幽閉されていたところ、防衛のための建物などがたくさんあった。日本語の説明もあり、とてもおもしろかった。」(村杉 有希)

いったん部屋へ戻り、ちょっとおしゃれをして、ミュージカル「CATS」を観るために再び、ロンドンの街中へ。私たちがベルでよく演奏している「メモリー」はこの「CATS」のミュージカル・ナンバーということもあり、興味をもって楽しむことができました。

「『CATS』を観て一番心に残ったのは、劇場内に広がる一体感でした。客席はまるで舞台の一部のようで、役者さんたちをこんなに近くに感じたのは初めてでhした。終盤、みんなで音楽にあわせて手拍子をしたときには、観客も役者もなく、その空間で何か一つのものを共有しているように感じられました。言葉はよくわからなかったけれど、そんなことは問題にならないくらい、とても感動しました。後に控えている私たちの演奏も聴いてくださる方への一方的なものではなく、一緒に何かをかんじられたら嬉しいと思います。」(中島 園子)

たくさんのものを見、体験した充実した一日となりました。
みんなの健康が守られ、この演奏旅行・世界大会が充実したものとなりますよう、引き続きお祈りにお覚えください。

ロンドンブリッジをバックに
「夕食」実践英会話、英語で飲み物を注文
キャッツ専用の劇場

ロンドン 7月30日、快晴

聖ポール大聖堂での日曜礼拝参加と、自由行動、大英博物館

地下鉄でセントポールへ

日曜日の礼拝を守るため、翌31日にランチタイムコンサートで演奏する聖ポール大聖堂の礼拝に参加しました。英国国教会の礼拝のやり方は、日頃私たちが守っている礼拝とは少々異なっており、また言葉もよくわからなかったのですが、同じ神様を礼拝しているのだ、ということを感じました。
セントポールの鐘が鳴り響く中、礼拝に向かいます

礼拝後、自由行動、そして、大英博物館を見学しました。
自由散策前の打ち合わせ(セントポール大聖堂前にて) 地下鉄の中で地図を見ながら


「今日はSt.Paul's大聖堂での日曜礼拝の後、午前中は自由散策だったので地下鉄を使ってナショナル・ギャラリーへ行きました。時間が少なかったのでじっくりとはいきませんでしたが、ゴッホの本物の「ひまわり」を見ることができて感動しました。
 そのあと全員大英博物館に集合してそこを見学しましたが、ガイドをして下さった鈴木さんの説明は、世界史の授業で習ったこと以上にくわしく、とても興味深いものでした。今日直接目で見た色々な絵画や彫刻は、今後の学習に必ず役立つと思います」(町田 真美)
大英博物館(説明を真剣に聞く)
それぞれが、多くの方の親切に支えられ、また時間を有効に使って、充実したひとときを過ごしたようです。明日はいよいよ演奏会、充実してはいるものの、だいぶ疲れも感じてきている様子。今日は早めに宿に帰り、明日に備えてゆっくり休みます。健康が守られ、明日は心からの演奏ができるよう引き続きお祈り下さい。

ロンドン、7月31日、快晴

聖ポール大聖堂でのランチタイムコンサート並びに聖堂見学、
ウエストミンスター・アビィでの夕礼拝参加。


世界で2番目に大きいという聖ポール大聖堂でのランチライムコンサート、この名誉ある機会を現地でアレンジしてくださった内田司祭様が、聖堂で迎えてくださいました。

「かの有名なイギリスの大渋滞を痛感した一日でした。イギリスの街は予想外に道幅が狭いというのが印象的ですが、ガイドの鈴木さんの言うように、誰一人としてイライラしてクラクションを鳴らす人がいないというのに考えさせられるものがありました。
セントポールにて演奏終了後記念撮影

リハーサルの時間は10分くらい。CANTILENEと小フーガをほんとに少し触った程度で、4日振りに手に持ったBellでの演奏となりました。山田先生に「アルバカーキ*の時はもっと悪い条件だったけど、先輩たちはちゃんとやったから、みんなも大丈夫よ」と色々励まされる一方、緊張と不安とで昼食のこってりカルボナーラは、あまり手がつけられませんでした。

そんな中での本番の演奏は...日本へ帰ってもあまり突っ込まないでください。とにかく聖ポールの教会の方々や内田司祭さまに本当に親切にしていただき、何とか、壊れていたBellもなく全曲演奏し切れたこと。それが何よりでした。よく考えると、今日のこの演奏が18人編成でやる初めての本番なんですよね。その記念にするにはもったいないくらいの環境を与えられたことに、心から感謝しています。

他にも伝えたい話はありますが、いちばん大切な部分は1人1人が言葉ではないところで感じていると思うので、省かせていただきます。
明日に控えたサザーク大聖堂での本番に、今日の演奏が活かせますように。」 (戸石 美紀)
(*注 第7回ハンドベル世界大会 於 U.S.A、ニューメキシコ州、アルバカーキ)

とはいいつつも、聴きに来てくださった保護者の方に「excellent!」と声をかけて下さった方がいたり、教師のところに演奏のテープなどあったら分けてほしいと申しでて下さった方がいたり、と、ベルを通じて世界の方と何かを共有できたようで、感謝です。

演奏後は、司祭様が聖ポール大聖堂を案内してくださいました。キリスト教的歴史的に深い説明を頂きました。

その後、ウエストミンスター・アビィ(寺院)へ。
聖ポール大聖堂もそうですが、歴史で習ったような人々のお墓や記念碑もある、大変歴史的な教会です。司祭様に特別な場所にも案内して頂いたり、キリスト教の概況や寺院の歴史的概要のプリントを頂いたり、と大変興味深い勉強の機会となりました。
また、席を用意していただいて、ウエストミンスター・アビィでの夕礼拝に参加する、というなかなかできない貴重な体験をすることができました。
「St.Paul(大聖堂)の礼拝の時も思ったけれど、ウェストミンスター寺院の礼拝に参加してみて、今まで学校でしてきた礼拝形式と全く違い、戸惑うことも多かったがびっくりした。立ったり座ったりと忙しく、ひざまずく場面もあったり...。言葉の意味は分からなくても寺院の厳かな雰囲気で、「礼拝」というものを実感した。礼拝の静寂した雰囲気や聖歌隊の響き渡る歌声が、何ともいえない不思議な感覚だったと思う。」 (長瀬 善美)

多くの方のお祈りとお力添えにより、演奏旅行を続けていられることに心から感謝です。引き続きお祈りにお覚え下さい。

● ハンドベル世界大会参加記2 (8月1日〜3日)はこちら
● ハンドベル世界大会参加記3 (8月4日〜)はこちら